~笠木なし・顎つきパラペットと笠木あり・顎なしパラペットの比較~

笠木をつけると、どう違うのか?

【笠木なし】
【笠木あり】
躯体挙動や膨張収縮、中性化等によりクラックが発生し、侵入した水が凍結を繰り返すことにより、漏水の危険が高まる

防水層の端末が上向きで、水が浸入しやすいので、漏水の危険がある。

性  能


△ <評 価> ◎

天端部のクラックによる漏水の危険が薄い

オープン機能になっているので、万一笠木の中に雨や雪が入っても乾いてしまう。

防水層の端末が横向きで、水が浸入しにくい
意匠性に乏しい。

意  匠


△ <評 価> ◎

カラフルな仕上ができ、外装色とのコーディネートも可能。
パラペット(顎部)の型枠、鉄筋の手間がプラスされる。

施  工


△ <評 価> 〇

笠木ははめあい式により、簡単に施工できる。
問題が生じる可能性があり、補修工事が必要となるケースがある。

保  全


△ <評 価> ◎

極めて優れている。
(耐候性、耐食性がよい)
顎部分だけでなく高さも必要となるため、パラペットのコストが高い。

補修工事が必要になる可能性がある。

コ ス ト


<評 価>
〇当初費用△
△トータルコスト◎
(補修工事発生の場合)

パラペットのコストが安いが、笠木の費用が加わる。

補修工事の発生は極めて低い。